スマホや携帯電話を狙ったウイルス(マルウェア)の脅威は、他人事ではありません。モバイルウイルスは2010年8月にはじめて見つかってから、世界中で年々増え続けています。

モバイルウイルスは、特にAndroid(アンドロイド)スマホを狙ったものが多く、2012年は全体の79%でしたが、2012年四半期には96%に増えています。

この記事では、ウイルスに感染したときスマホにあらわれる症状と、ウイルス感染しないための対策まで解説します。

スマホがウイルス感染しているときの症状5つ


スマホがウイルス感染しているときの症状を5つ解説します。

  • スマホの動きが遅い、データ通信使用量の消費が多い
  • カメラが勝手に起動する
  • 不明な発信履歴がある、変な音が鳴る
  • 覚えのないアプリがインストールされている
  • データが消えている

スマホの動きが遅い、データ通信使用量の消費が多い

キャッシュを削除してもスマホの動きが重いということは、「複数のソフトやプログラムが起動している」ということです。

一見しただけではわからないバックグラウンドで、ウイルスや悪いアプリがあなたの個人情報や通信データなどをせっせと外部へ送信している恐れがあります。

「ネットやアプリ起動していない時間なのに、データ通信をたくさんしている」場合は注意してください。

カメラが勝手に起動する

スマホを触っていないのにカメラが起動すると、ウイルス感染の可能性があります。

不明な発信履歴がある、変な音が鳴る

海外などへ勝手に電話をかけられ、高額な通信料を請求するウイルスがあります。「突然スマホから変な音が鳴り、不明な電話番号への発信を一定の間くり返していた」という感染ケースもあります。

覚えのないアプリがインストールされている

中国で流行した「YiSpecter」というウイルスでは、このような症状がありました。インストールしたアプリはしっかり管理・整理しておくことが大切です。

データが消えている

メールや画像、その他データを消した覚えはないのに、消えていることがあります。

その他
  • 電源が勝手に切れる、再起動する
  • 充電の減りが早い
  • アプリがすぐに落ちる
  • 操作していないのに勝手に動く…など

ただ、これらは故障や劣化、アプリの起動しすぎによる症状の可能性もあります。心配な場合は、ウイルススキャンやメーカーでの修理・チェックをおすすめします。

※ただし感染しても症状が出ない場合も多い

犯人は、気づかれないようにウイルスを感染させます。利用者が感染に気づかないうちに、様々な犯行をおこないます。

そのため、感染しても見た目にわかりやすい症状が出ることは少ないです。特に最近のウイルスはどんどん進化しているので、感染に気づきにくくなってきています。

普段から、感染しないようスマホのセキュリティをしっかりすることが求められます。

スマホのウイルス感染とは関係ない症状


一見スマホがウイルス感染したと思ってしまうような症状があります。

「携帯がウイルス感染しています」などの警告メッセージが表示される

このようなメッセージや画面が、強制的に表示されることがあります。

これらは、何度もくり返し表示されることも。正規の会社がこのような形で請求をすることはありません。

ここで表示されるアプリなどは、絶対にダウンロードしないでください。振り込みなども厳禁です。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

スマホにウイルス感染の警告画面が表示されたときの対処法!

迷惑メールがくる

登録した覚えのないサービスからメールマガジンが届くことがあります。

これは自分のスマホがウイルス感染したのではなく、メールアドレスを登録したサイトが不正アクセスの被害にあい情報漏えいした。

また、あなたの連絡先を登録している知人のスマホが、情報を抜き取られたことにより発生している可能性が高いです。



スマホをウイルス感染させる目的


どのような目的があって、スマホをウイルス感染させているのかについて説明します。

個人情報を盗む

電話番号やメールアドレス、現在地情報、写真や動画などのプライバシー情報は業者に売ればお金にすることができるので、攻撃者がターゲットにしています。

クレジットカードや暗証番号などのデータを盗まれると、お金の絡む被害を受けることもあります。

盗聴、盗撮

カメラやマイクを勝手に起動させ、通話内容を盗聴されるなどのプライベートを侵害されることもあります。

遠隔操作

有料サービスへ勝手に登録されたり、特定の電話番号へ勝手につながれ、高額の料金を請求されたりすることもあります。

また、脅迫メール送信など犯罪の踏み台にされたりすることもあります。踏み台にされたせいで誤認逮捕された事件もあります。

スマホを起動不能に(ランサムウェア)

本体を操作できないようにさせるウイルスもあります。ロック解除と引き換えに、お金を要求されることもあります。

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ランサムウェア対策のための基礎知識 | 被害を受けないために

スマホがウイルスに感染してるかチェックする方法

スマホがウイルスに感染してるかチェックするには、やはりウイルス対策ソフトを使うのが一番です。

スマホのウイルススキャンでは、ウイルス感染しているものがあると検出され、駆除できます。※ただし、検出できない新種のウイルスもあるので、100%安心はできません。

メーカーは、信頼性のある大手セキュリティソフトメーカーのものを利用するのが良いでしょう。

ウイルス検出・駆除ソフト

スマホをウイルス感染させないための防止&対応策


スマホをウイルス感染させないためには、下記で紹介することを意識しましょう。

怪しいサイトにはアクセスしない

アダルトサイトなどは特に注意してください。「芸能人の極秘画像」「現金プレゼント」などの誘い文句にも気をつけます。

また、よくわからないメールに貼ってあるリンクは絶対に押さないようにします。ニセサイトにも注意です。

これらのサイトは、見た目が本物のサイトそっくりに作られています。安易にIDやパスワードを入力してログインしてしまうと、個人情報を盗まれてしまいます。

動画再生アプリ、無料アプリをすぐにインストールしない

動画が再生できないからといって、急いで公式ストア以外からインストールしないようにします。また不正アプリは無料で配布されることがほとんどです。無料だからといって、すぐに不要なアプリをインストールしないようにします。

アプリのインストール許可をオフにする(アンドロイドの場合)

「設定」→「セキュリティ」→「提供元不明のアプリ」のチェックを外すと、不明なアプリを自動的にインストールしないように設定できます。

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個人情報をかんたんに入力しない

メールアドレスを登録するときなどは、捨てアドなどとよばれるフリーのメールアドレス(ヤフーやグーグルなどのフリーメール)を使うことがおすすめです。

よくわからないWi-Fiに接続しない

偽の無線LANアクセスポイントを用意し、そこへアクセスした回線の情報の不正傍受や不正アクセスする手口があります。パスワードなしで使えるWi-Fiには注意してください。外出先などでWi-Fiを使うときは、信頼できる回線にします。

OSのバージョンアップ、アップデートをする

更新すると、最新のウイルス対策がスマホに適用されます。iOSなどは、常に最新の状態にしておきます。

ウイルスは、「感染する前に対策」することが必須です。スマホも、パソコンと同じようにセキュリティに気をつける必要があります。

さいごに

ウイルスを添付されたファイルや怪しいサイトの判断を、自分で行うことは難しいです。

どうしてもウイルス感染の不安を払拭できない方には、ウイルス対策ソフトを利用を推奨します。

ウイルス検出・駆除ソフト




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