iPhoneを使っていて動作が重い・遅い、もしくはアプリが強制終了することがある・・・など、動作が重くてイライラした経験はありませんか?
さらに遅いだけでなく本体が妙に熱くなって
「故障かな?」
「ウイルス感染したかな?」
などと思うことがあるかもしれません。
なぜそのような現象が起きてしまうのか、その原因と改善する方法を解説していきます。
iPhoneが重い、熱い原因とは?
iPhoneの動作が重くなったり、熱くなったりしてしまう原因をまとめてご紹介します。心当たりはありますか?
iPhoneの動作が重くなる原因
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- アプリを同時に起動させている
- データが空き容量を圧迫してきている
- キャッシュ(不要なデータ)が溜まっている
- アプリ運営側のサーバーに高負荷がかかっているか不具合
- ウイルス感染かハッキングされている
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iPhoneの本体が熱くなる原因
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- GPSの起動や動画視聴など高負荷のアプリを使用した
- スマホを充電しながら使っている
- 高温や直射日光の当たる場所に置いた
- バッテリーの劣化
- そのほか、重くなる原因と同じ
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iPhoneの動作が重いときの対処方法
前項で列挙したなかで、よくある動作の重い原因を改善する方法について解説します。
アプリは適度に終了させる
アプリを使ったあとホーム画面に戻っても、画面表示が消えただけで場合によっては裏で動作をつづけます。少しなら問題ないですが、いくつも起動したままだと重くなる原因になりかねません。
起動中アプリを終了させる方法
◇ホームボタンのある機種(8以前)の操作方法
1. ホームボタンを2回連打
2. 起動中アプリが表示されるので、消したいものを上にスワイプ
◇ホームボタンのない機種(X以降)の操作方法
1. 画面下部から上方向へスワイプし、途中で指を止めて指を離す
2. 起動中アプリが表示されるので、消したいものを上にスワイプ
キャッシュを削除する
キャッシュとは、そのアプリやデータを起動した際に保存された記憶データです。次回の起動を早めるためのものですが、溜まりすぎると動作を遅くさせる原因になります。
iPhoneのキャッシュを削除する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
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メモリ開放アプリを使う
メモリ解放アプリとは、スマホ内の不要なデータなどをクリアにして最適化するアプリです。これを利用すれば、キャッシュなどもカンタンに削除することができます。
[box class=”blue_box” title=”メモリ開放アプリの一例”]
- 節電バッテリーマニア
- iChecker
- Dr. Memory ほか
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再起動してみる
再起動することで、不要なデータがリセットもしくは削除されることがあります。通常の電源オフ→少し経ってからオンにしてみてください。
不要なアプリを削除する
使用していないアプリがある場合、削除することで容量を軽くできます。なお、アプリによっては削除するとデータが消えるので、注意してください。
[box class=”blue_box” title=”アプリを削除する方法”]
- App を長押しします。
- 「App を削除」をタップします。
- 「削除」をタップします。
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iPhoneが異常に熱いときの対処方法
前項で列挙したなかで、よくある本体が熱い原因を改善する方法について解説していきます。
GPSの起動や動画を視聴するときは工夫を
GPSと地図情報などを大量に通信するポケモンGOなどのアプリや、動画を観ていたら熱くなった・・・ということもあるでしょう。
これらのアプリを利用すると基本的に熱を持ちますが、熱が上がりすぎると内蔵バッテリーを劣化させる原因になります。そこで、つぎのような対策がおすすめです。
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- iPhoneケースを外して冷ます
- アプリを起動したままポケットやカバンに入れない
- ほかにバックグラウンドで起動しているアプリを消す
- スマホ専用の冷却シート、冷却ファンを利用する
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※保冷剤を当てるなどは故障の原因になるのでNGです。
充電しながら使用しない
アプリを使っているのに、もう電池がない!というときに「ながら使い」していませんか?
充電だけでも熱を持つのに、そのうえアプリを起動すれば高温になってしまいます。バッテリーも劣化するのでやめましょう。
高温や直射日光の当たる場所に置かない
電化製品は基本的に熱を持つものです。しかし、熱が上がりすぎると電源が落ちたり、故障や劣化の原因になったりします。そこで直射日光の当たる場所や、車内など高温の場所に置かないようにしてください。
かといって逆に冷蔵庫などで冷やすのもNGです。冷やすと、場合によっては結露して水没故障の原因になります。常温がベストです。
それでも症状が改善しないときは?
上記の対処をしてみても、症状の改善が見られない・・・というとき、つぎのような可能性が考えられます。
アプリ、ゲーム自体が重い
そもそも利用しているアプリが3Dの高画質ゲームや、利用者が多いアプリだとサーバーに負荷がかかっていて、動作が重くなることがあります。
「ほかのアプリは重くないのにこれだけ重い」なら、この説が有力です。こういう場合、アプリやゲームの設定で「画質」「エフェクト」などを下げたり、キャッシュ削除したりすると、改善する場合があります。
また、アプリのアップデートなどで軽くなる場合もあるので、最新バージョンが公開されたら更新してみるとよいでしょう。
通信量が超過してしまった
各キャリアとも、スマホでの通信量は毎月の上限が設定されています。その通信量を越えてしまうと、通信制限(速度制限)が課せられてしまうのです。
通信制限を受けるとネットやアプリの通信速度が大幅に下がり、非常に読み込みが遅くなるので、重いと感じる場合もあるでしょう。とくにSoftbankは、動画視聴にも上限が設定されているので、動画を観すぎると、制限を受けます。
これらの制限を解除するには、キャリアから届いた通信制限の通知から通信量を購入するか、来月に解除されるのを待つしかありません。
バッテリーが劣化している可能性
スマホを使うほどバッテリーは劣化していきます。また充電しながらや、過充電などを日常的に繰り返すと早く劣化します。
iPhoneはバッテリーを取り出して交換する仕様でないため、正規店(Apple Store/正規サービスプロバイダ)だと本体ごと交換になります。
バッテリーのみ交換したい場合は、街にある非正規の修理店で依頼するとよいでしょう。こちらは予約不要で数分で交換してもらえる場合があります。
まとめ
iPhoneが重いと感じたときの対処法をひと通りまとめました。
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- アプリは適度に終了させる
- キャッシュを削除する
- メモリ解放アプリを使う
- 再起動してみる
- 不要なアプリを削除する
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基本的にウイルス感染しているケースは非常にまれなので、心配し過ぎることはないといえます。これらの対策を知っておいて、重くなった・熱くなったときの対処にお役立てください。