パソコンのウイルス感染症状をチェック!こんな5つの症状に要注意

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日々進化するウイルスに対し、「セキュリティソフトでは45%ものウイルスを防げない」とセキュリティ企業のNortonも発表しています。どんなに対策しても感染の可能性はゼロではありません。

パソコンにウイルス感染や不正侵入されたときの症状と最近のウイルスの特徴、すぐにやるべき対処、感染を防ぐ対策方法を紹介します。

目次

1. 要注意!ウイルス感染の可能性が高い症状

1-1. 電源・動作の症状

  • パソコンが再起動をくり返す
  • パソコンやアプリケーションの動きが突然遅くなった、フリーズや強制終了する
  • 広告やおかしなメッセージがデスクトップに表示される(「パソコンがウイルスに感染しています、すぐに除去してください」 など)
  • CPU使用率が不自然に上下する、負荷がかかっている

ウイルスがパソコンに負荷をかけ、使用領域を圧迫し、動作を重くしている恐れがあります。また再起動はWindows Updateでおこなわれることもありますが、何度も続くときは要注意です。

1-2. インターネットの症状

  • 関係ないサイトが勝手に表示される
  • 特定のサイトにアクセスできない(特にセキュリティ関係、ウイルス対策メーカーサイト、Microsoftなど)
  • お気に入りやツールバーが勝手に追加されている
  • ブラウザで最初に表示するページ(ホームページ)が変わっている
  • インターネットが遅い、接続・切断をくり返す
  • 通信や起動中でないのに、ネットワーク機器やハードディスクのアクセスランプが点滅する

気づかれないようウイルスが活動し、外部に接続してデータを流している恐れがあります。最近のウイルスは他のパソコンへ感染させるため、多くの通信をおこない回線を圧迫し、速度が遅くなることがあります。

感染していると機器の電源を入れ直しても、時間が経つと同じ症状が起きます。

1-3. データの症状

  • ファイルが消えた、別の場所に移動している
  • 知らないファイルが増えている
  • ファイルが開けない(開こうとすると振込を要求するメッセージなどが出る)
  • ファイル・フォルダ名や拡張子などが変わっている

ランサムウェアに感染の可能性があります。また最悪の場合、ファイルの中身が流出した恐れもあります。

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1-4. メールの症状

  • メールの管理画面にログインできない
  • 送信フォルダに覚えのない送信履歴がある
  • 送った覚えのないメールが届いた、と言われた
  • 覚えのない大量の不達メール(エラーメール)が届く

メールアカウント乗っ取りの可能性があります。すぐに調査の必要があります。

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1-5. その他の症状

  • インストールした覚えのないソフトが入っている
  • セキュリティソフトが動かなくなった、アップデートできない
  • 「起動していないアプリケーションがインターネット接続を試みた」ことをファイアウォールなどが通知した
  • 偽のセキュリティツールが起動する
  • Windows Updateができない、実施後にパソコンを起動できない
  • ネットショッピングや会員制サイトにログインできない、不正利用された形跡がある
  • 自分のサイトが改ざんされた
  • 迷惑メールがたくさん届く
  • 何もしていないのにクリック音などがする

ソフトのインストール時、同時に不正ソフトをインストールさせられることがあります。怪しいソフトが表示されても、起動やクリックは絶対にしないでください。またウイルスは削除されるのを防ぐため、セキュリティソフトの通信を妨害し動きを止めることがあります。

ウイルス感染によりサイトのID/パスワードを盗まれると、不正利用や、自身のホームページがある場合は改ざんされる場合があります。

1-6. ウイルス感染かもしれない症状

  • パソコンやアプリケーションの起動が遅い、起動しない
  • インターネットの速度が遅い
  • メールの受信や送信ができない
  • リンクをクリックしたら勝手に別ウィンドウが開き、広告が出た

これらの症状はウイルスではないパソコンの不調や設定ミス、単なる空き容量不足の可能性もあります。収益を出すためまぎらわしい広告の出し方をするサイトもあります。

ですがウイルス感染症状の可能性もあるので、見逃さず、原因を突き止めてください。

2. 「無症状が多い」最近のウイルスの傾向

ここまで感染したときの症状を紹介しましたが、最近のウイルスは症状が出ないことが多いです。

ひと昔前のウイルス

おどろかせる、嫌がらせ目的(びっくりするような画像や音を出す)

=わかりやすい異常動作があらわれるので、感染にすぐ気づけた

現在のウイルス

金銭、情報窃取、ウイルスを広める(攻撃の踏み台)目的

=「見つからないよう活動する」ことに重点が置かれているため、症状は出ず、感染に気づかないことが多いです。パソコンに潜伏し、ハッカーに命令されてから発動するボットウイルスもあります。

大規模なサイバー攻撃集団が絡んでいることもあり、悪質な犯罪の被害を受けることがあります。

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3. ウイルス感染はどのくらい起きている?調査データ

IPAが2014年におこなった1,913社へのアンケートでは、「約7割の企業がウイルスに遭遇、感染経路はインターネット接続・メールが特に多い」ことがわかっています。

またセキュリティベンダーのマカフィーは、ウイルスに感染した瞬間を疑似体験できるサイトを公開しています。

マカフィー ウイルス被害・疑似体験サイト
http://www.mcafee.com/japan/home/demo/

4. 心当たりがあったら注意!ウイルス感染経路

  • 不審なメールを開封した
  • 怪しいサイトにアクセスした
  • 提供元不明のファイルやソフトをダウンロードした
  • USBメモリやスマートフォン、外付けハードディスクなどをパソコンに接続した

ただ、最近はウイルスと気づかれないように感染させるため、手口が巧妙になり「ウイルスと気づけない」ことが多いです。

ウイルスと気づきにくい例

  • ウイルス入りメールが、「実在する知人や社内のアドレス」と同じ(ように見える)アドレスで届く
  • 偽サイトが、公式サイトと同じ(ように見える)アドレス・デザインになっている
  • 「実在する便利ソフト」をよそおった不正ソフトがダウンロードできる

5. 放置は厳禁!おかしいと感じたらすぐに対処&原因究明・対策を

5-1. 「感染した」と思ったらまずやること

ネットワーク接続を切断する

情報流出や他のパソコン・ネットワークへの感染を防ぐため、Wi-Fiをオフにする・LANケーブルを抜くなどしてインターネットを切断してください。

慌てて痕跡や証拠を消さない

原因究明のためファイルやメールなどは消去せず、状況をそのまま残しておくことが重要です。手がかりは多いほど、原因を探りやすいです。

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※感染を放置すると…
情報漏えい→企業の場合、多額の賠償金支払い
攻撃の踏み台にされ、加害者にさせられる
このように、経営が傾くほどのダメージを受ける恐れがあります。

5-2. 「セキュリティソフトのみ」は危険。定期的にセキュリティチェックを

「ウイルス対策ソフトを入れたから大丈夫」と思い、パスワード管理など様々な対策が甘くなった結果、ウイルスの被害を受けてしまう企業が後を絶ちません。

日々進化するウイルスに対応するため、企業では第三者のプロによる「セキュリティチェック」が必要です。

「セキュリティ診断は大企業だけでしょ?」
「小さい会社だから狙われないよ」

このように思いがちですが、セキュリティの甘いことが多い中小企業ほど狙われやすい現実があります。

サイトや管理体制のチェックをまずはいちど受けてみることで、サイバー事故を防げるでしょう。

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