ワンクリック詐欺の対処法!iPhone・スマホ・PC版

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ワンクリック詐欺とは、これまでパソコンを標的とした詐欺の手口でした。しかし、スマートフォンの普及に伴って、新たなワンクリック詐欺サイトも増加の一途をたどっています。

とくに注目すべきは、「無視」で回避できない、新手のワンクリック詐欺。その内容や、もしアクセスしてしまった場合の対処方法について紹介していきます。

そもそもワンクリック詐欺とは?

よくあるワンクリック詐欺の手口

インターネットでホームページを閲覧していたときや、メールなどに添付されていたURLをクリック(タップ)した際、「登録が完了しました」などと表示され、料金を請求される詐欺のことをいいます。出会い系サイトやアダルトサイトである場合が多いようです。

なかには「あなたの個人情報を特定しました」とか、「◯日以内に◯万円を振り込まないと警察に通報します」などと煽るものもあります。不安に感じるかもしれませんが、もちろんワンクリックで個人情報の特定などできないので、ご安心を。

ワンクリック詐欺は無視が一番

これまでに一度も登録した覚えがない、利用したことがないサービスからの請求であれば、もちろん支払いに応じる必要はありません。

電話やメールで「登録した覚えがない」などと返事をする必要もありません。詐欺師側はそんなこと百も承知です。相手に電話番号を伝えることにもなり、さらに執拗に請求される可能性があります。無視して問題ありません。

無視できない!?新種「ワンクリックウェア」

ワンクリックウェアとは?

そんななか、最近登場してきているのが「ワンクリックウェア」という新手のワンクリック詐欺です。これまで無視すれば問題なかったワンクリック詐欺サイト。しかし、このワンクリックウェアは無視「させない」危険なものです。

料金の請求画面が消えない

これは新しいウイルスの一種。URLをクリックしたと同時に請求画面が表示され、「OK」や「同意」のボタン以外の操作ができなくなります。さらに悪質なものでは、請求画面を消しても5分ごとにブラウザが起動し、請求画面のポップアップを何度も表示させるというものも登場しています。

電話番号が抜かれてしまう場合も

ゲーム動画サイトで実際にあった事例でいえば、動画再生用のアプリをインストールしたところ、この「請求画面」が表示されるというものがありました。恐ろしいことに、このアプリはただ請求画面を表示させるのではなく、「電話番号」を抜いてしまう設定になっていたのです。

電話番号が抜かれてしまえば、個人情報を入手していることを脅してきたり、実際に請求の電話がかかってくる可能性もあるでしょう。

悪質なプログラムをダウンロードさせる

「解約するためにはこのアプリをインストールしてください」とアプリのダウンロードを促し、中身はウイルス・・・という事例もあります。解約したい思いを逆手にとった手口といえるでしょう。

「トロイの木馬」など個人情報を抜くウイルスであれば、パソコンからあなたの個人情報を抜き取り、自宅に郵送での請求が届く恐れもあります。

ワンクリック詐欺の対処方法とは?

パソコンの場合

パソコンのブラウザでポップアップが消えないというときは、ブラウザの履歴やキャッシュ(一時ファイル)等の削除で、料金請求画面を消せる場合があります。この方法はあくまで「ウイルスでない場合」で、ウイルスに感染してしまった場合は効果がない可能性があります。

Windowsで履歴・キャッシュを削除する方法

1.「コントロールパネル」の「インターネットオプション」をクリック

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2.「閲覧の履歴」の削除ボタンをクリック

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スマートフォンの場合

スマホで請求画面を削除する方法もご紹介します。iPhoneはウイルスに感染するリスクが低いとはいわれていますが、絶対に感染しないわけではありません。もし請求画面が表示されたときは、つぎの方法を試してみてください。

iOSで履歴・キャッシュを削除する方法

1.「設定」の「Safari」をタップ

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2.「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ

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Androidで履歴・キャッシュを削除する方法

1.「設定」の「アプリ」から「Chrome」を選択

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2.「キャッシュを消去」をタップ

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それでも消せないときには?

パソコンの場合

ウイルスに感染してしまった可能性があります。まずは、ウイルス駆除ソフト・ツールを使用してみてください。使用しても消えないときは、「システムの復元」で復旧できる場合があります。

ただし、この方法を使うとデータが初期化されてしまう恐れもあります。事前にデータのバックアップを取っておくなどしてから、自己責任でおこないましょう。初期化の方法はパソコンの機種で異なるので、説明書やサポートセンターで確認してください。

スマートフォンの場合

スマホでも請求画面が消えないのであれば、ウイルスに感染している場合が考えられます。こちらもスマホ用のウイルス駆除アプリを利用して、効果がなければ修理店に持っていくなどしてみてください。

ツークリック・ノークリック詐欺とは?

利用したことのないサイトからの請求は、無視すれば問題ありませんと説明しました。しかし、なかには「ツークリック詐欺」「ノークリック詐欺」といった新手口も存在します。

ツークリック詐欺とは?

ツークリック・スリークリック詐欺とは、1回目のクリックで「利用規約」もしくは「確認画面」といったものが表示されるタイプ。「OK」や「確認」というボタンが用意されているので、これをまたクリックしてしまうと、請求画面などが表示されます。

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ワンクリックと違い、「自分でOKボタンを押してしまったから、払わないといけないかも」と思わせるのが狙いです。しかし、サイトにアクセスしただけでよくわからないまま、規約にOKして「契約成立」とはなりません。これも無視して大丈夫です。

ノークリック詐欺とは?

最近は、複数クリック詐欺の逆である「ノークリック詐欺」も登場しています。ノークリックという名前のとおり、クリックさせずに料金請求をおこないます。

実際あった事例では、無料ゲームに登録をしようとメールアドレスを入力すると、「出会い系サイトに登録完了」というメールと、退会には料金が発生するという請求があったといいます。

さらに悪質なのは、携帯電話会社の公式有料サイトで利用料を請求されるケース。「退会するには、このページで暗証番号を入力するように」と促され、携帯電話会社の有料サイトに登録してしまい、携帯電話会社から本当の料金請求が届いてしまうというものです。

携帯電話会社は同じような内容で苦情を受けていて、「この請求は無効」と回答しています。もし、携帯電話会社の有料サイトに登録するように促されても、暗証番号を入力してはなりません。もし登録してしまったら、携帯電話会社に事情を説明するとよいでしょう。出会い系サイトに登録されたら、その時点でアドレス変更してしまえば安全です。

まとめ

法律上でも、ワンクリックだけでは「契約」と見なされません。心当たりのない請求はすべて無視してよいでしょう。ただ、ウイルス感染により請求画面が消せないというときは、ウイルス駆除ツールを使用したり、最悪の場合は修理に出さなくてはならなくなります。

修理しても、場合によっては復旧しなかったり、データが消失することもあるでしょう。そうならないためにも、普段からむやみにURLをクリックしたり、あやしいアプリをインストールしないよう注意することが非常に重要です。

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