IT資産管理とは?コストカット・セキュリティ強化の方法

security_2339

社内のパソコンやネットワーク、ソフトウェアなどの情報をシステムで管理する、IT資産管理。

社内ITをシステムで管理することは、セキュリティ対策や業務効率アップ、コストカットといった面で、企業・組織にとって大きな重要性とメリットがあります。

IT資産管理をしっかりおこない、安全で効率的な企業運用をするための方法・ツールを紹介します。

1. IT資産管理とは?

企業・組織内にある次のような重要なIT資産の利用状況をシステムで管理し、ムダをなくし、セキュリティを向上させリスクを回避することです。

  • ハードウェア(パソコンやサーバー)
  • ソフトウェア(システムやライセンス)
  • インフラ(無線LANやケーブルなどネットワーク機器)
  • 周辺機器(プリンタや複合機)

2. IT資産管理システムを導入するメリット・目的

2-1. パソコン管理の手間をカット

社内にある多くのパソコンの管理・設定を、1台の管理端末からまとめておこなえます。離れた事業所にある何百~何千台ものパソコンでも、1人の管理者が自席から管理できます。

  • 社内端末をネットワーク内で一元管理
  • 入退社や人事異動時のパソコン、ネットワーク設定をまとめて実行

2-2. セキュリティの強化

社内セキュリティの向上には、ウイルスソフトのみの対策だけでは不十分です。ソフトウェアやOSの稼働状況を把握することで、内部犯行による情報漏えい、ウイルス感染対策を隙間なく実施できます。

不正使用を防止し、トラブル時は遠隔地のパソコンでもリモート操作し、事故を防ぎます。

  • 不正アクセスやサーバーの監視
  • 不正パソコンの検知
  • デバイス・メディアの制御
  • 操作プロセス管理
  • アップデート管理
  • モバイルデバイス管理

2-3. コスト削減

社内パソコンの状態を把握してムダを洗い出し、使い方を見直して効率的に運用することで、大幅なコストカットができます。社内ITの情報をシステムで毎日チェックし、ムダもリスクも見逃しません。

  • 不要なネットワーク機器などムダなIT資産の洗い出し
  • 社内の機器を把握、不必要なソフトウェアなどの購入防止
  • IT資産への最適な投資方法をはっきりさせる

2-4. コンプライアンス違反の防止

ライセンス違反とは、ソフトウェアを規定以上の台数へインストールしてしまう、別のパソコンにアップグレードを適用してしまうなどの違反行為のことです。管理ミスが違反を起こす原因になりやすいです。

悪意がなくても、ソフトウェアを不正使用すると、数千万円など多額の違約金を請求される可能性があります。気づかないうちに違反をしてしまい、会社として責任をとることにならない管理体制づくりができます。

3. こんな企業・組織にIT資産管理がおすすめ

  • 自社のIT資産がどんな状況にあるか把握できていない
  • 情報システム担当が1人しかいない
  • 社内機器をExcelで管理している
  • ムダな投資をカットしたい

4. IT資産管理のツール・ソフト

Active Directory(アクティブディレクトリ)

パソコン機能や利用者の情報を管理するため、Windows Serverに備えられた標準機能です。管理パソコンに紐づけた端末を一括管理し、業務効率を大きくアップ、社内のセキュリティを底上げします。コストダウンも可能です。

Windowsの標準機能なので、別途ソフトウェアを購入する必要はナシ。ネットワークをつなげることで、東京~大阪間の事業所でも設定を一括適用。社員数が数十人の中小企業~数千人規模の大企業まで、まとめて管理が可能です。

主な機能

  • 許可しないソフトウェアやメディアの利用制限
  • Windowsアップデートの強制
  • パソコンの故障時も、他のパソコンから同一IDで同じ環境にログインできる
  • パスワード忘れも管理パソコンからすぐ再発行できる
  • 部署や役職ごとの特定ファイルへのアクセス権設定
  • パソコン設定や操作性全般の管理

Active Directoryとは - メリット・機能をわかりやすく解説

2016.12.02

AssetView(アセットビュー)

IT資産管理を取り巻く課題を、統合的に最大限の費用対効果で解決するためのパッケージソフトウェア・サービスです。IT資産管理やセキュリティ対策を強化することで、業務効率化やPCのライフサイクル管理、コスト削減ができます。

必要な機能・サービスのみを必要なライセンス数だけ購入できるので、コストを最小限に抑えられます。

主な機能

  • IT資産管理
  • アプリケーション配布
  • Webフィルタリング
  • デバイス制御
  • ファイル制御・暗号化
  • PC操作ログ管理
  • 不正PC遮断
  • ウイルス対策
  • リモート操作

LanScope Cat

IT資産管理からセキュリティ・情報漏えい対策までをおこなうネットワーク統合管理ツールです。

主な機能

  • IT資産情報を毎日自動収集
  • ムダ・リスクを瞬時に把握できるレポート
  • ソフトウェア配布・自動インストールをまとめて実行
  • 社内ネットワーク上の機器を自動検知
  • Webサイト利用を監視、アクセス制御
  • WindowsとMacの一元管理でセキュリティレベルを向上

JP1/IT Desktop Management 2

社内パソコンのセキュリティ環境統一とIT資産管理がオールインワンで可能なPC管理ツールです。前日からの変化や重要なお知らせがわかりやすいグラフの画面にまとめて表示され、社内全体の様子とやるべきことが瞬時にわかります。

主な機能

  • IT資産・契約の一括管理
  • Windows更新プログラムの適用管理
  • セキュリティ設定が適正でないPCへの自動対策
  • トラブル時、離れた場所のPCもリモートコントロールで対処
  • 不正PCのネットワーク接続拒否
  • 不正操作の監視

まとめ

企業がサイバー攻撃に晒されている今、セキュリティ強化とコストカットが同時にできるIT資産管理の重要性は増してきています。
IT資産管理ツール導入後の注意点として、ツールを入れたからといって安心せず、漏れや見落とされている部分がないか常に情報を収集することです。

security_2339