あなたはどのような方法でパスワードを管理していますか?
パスワードは各サービスによって変えることが良いのは多くの方が知っています。それでも、実践できてない人は多いです。
私生活で利用するショッピングサイトだけでなく、会社で利用するツールもパスワード設定が必要です。そのため私たちは、多くのパスワードを覚えなければなりません。
独自の方法でパスワードを管理していると思いますが、「管理の手間」「安全面」など管理方法に不安を持っていないでしょうか。
この記事では、安全性の高いパスワードの管理方法とオススメのツールを紹介します。
安全にパスワードを管理する方法
パスワードの管理方法はとても大切です。危険性の高い管理をしていたら、漏れたり、ハッカーに破られたりする可能性があります。
パスワードの管理方法は大きく分けて3つあります。

紙にメモして管理
アナログな方法ですが、紙にメモして管理する方法です。
メリット:
・インターネットを通して漏えいしない
デメリット:
・パスワードを手入力する必要がある
管理のポイント
- サービス名とID・パスワードは別の紙に記入する
- ダミーの文字列を混ぜる
- 暗号でメモする
- コピーを別の場所に保管する
ファイル(メモ帳・Excel)+暗号化
2つめは、メモ帳やExcelなど普段使用しているツールに入力し、そのファイルを暗号化しておく方法です。
メリット:
・普段使い慣れたツールを利用するので、入力や行進をしやすい
・ジャンル毎に管理できて分かりやすい
デメリット:
・暗号化の設定をしなければならない
Excelで管理するときのポイント
かならず、パスワードを記入したファイルは暗号化しておきましょう。

オンラインストレージなどに保管して不正アクセスに遭ったり、ファイルを保管しているノートパソコンやUSBメモリなどを紛失した場合でも、暗号化してあればそうカンタンに開けません。
メモ帳は暗号化ツールを使う
パスワード機能のないメモ帳などのツールで管理したいのであれば、パスワードつきのZIP圧縮ファイルにするか、暗号化ツールを使用しましょう。
ZIP圧縮をWindows Vista以降の標準機能でおこなう場合、暗号化はできません(復号は可能)そこで、無料のオンラインソフトを使用します。
URL:http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se492317.html
動作OS:Windows 8/7/Vista/XP
価格:無料
暗号化ツールの注意点と便利機能
パスワードつきZIP圧縮ファイルに対応したツールがスマホやタブレットにもあります。ただ、どれもオリジナルファイルが圧縮後に残ってしまう部分には注意してください。
圧縮せず、暗号化だけをおこなうツールもあります。「セキュリティ・ウェアハウス-mini」であれば、暗号化後に自動でオリジナルファイルを削除する機能もあります。
URL:http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se483017.html
動作OS:Windows 8/7/Vista/XP
価格:無料
パスワード管理専用のツールを活用
3つめのパスワード管理方法は、パスワード管理の専用ツールを使用するというものです。パスワード管理ツールの最大の特徴は、データを複数の端末で共有でき、一元的に管理できる点です。
メリット:
・複数の端末で共有でき、一元管理できる
・自動でログインできる機能がある
・データをバックアップできる
デメリット:
・ツールが有料である場合が多い
【基本無料】パスワード管理ツール「TrustLogin」

ここでは、GMOの提供するクラウドで複数のログイン情報を”ひとつにおまとめ”に管理できるTrustLogin(トラストログイン)を紹介します。基本料金0円で利用できます。
TrustLogin(トラストログイン)の便利な4つの機能
TrustLoginの便利な機能は次の4つです。
- シングルサインオン
- ID・パスワード管理
- アクセスコントロール
- ログ・レポート機能
シングルサインオン
シングルサインオンとは、一度のログインで複数のサービスを利用できるようにする事です。一つのID・パスワードで運用が可能となり、沢山のID・パスワードを覚える必要がなくなります。
ID・パスワード管理
企業のシステム管理者が社員のID・パスワードを管理できる機能です。社員の雇用時にIDを追加したり、部署の変更時に登録情報を修正するなどの管理を行います。
アクセスコントロール
管理者がユーザー・部門(グループ)のアクセスできるサービスをコントロールできる機能です。ゲストユーザーの利用を一時的に停止したり、退職者のアクセスを制限することができます。
ログ・レポート機能
企業のアカウント管理者が、社員のサービス利用状況をレポートとして確認できる機能です。PWの変更履歴等も管理できるため、監査レポート作成にも利用できます。
基本無料で主要な機能を期限・制限なしで使用できるので、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
パスワード流出の危険を考え安全性の高い管理方法をとることが大切です。メモ帳を利用するアナログな方法から、専用のパスワード管理ツールを使う方法があります。
管理方法のコツは自分が苦にならない方法を選択することです。安全性が高いからと言って難しい管理方法に挑戦してしまうと長続きしません。
まずは、長続きしそうな方法でパスワード管理をしてみてはいかがでしょうか。