子供を犯罪から守るために!スマホの利用制限をする方法

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最近は、子供にもスマホを持たせるご家庭が増えていることと思われます。

しかし、スマホは便利な反面でネットを利用できるため、犯罪に巻き込まれたり、有料コンテンツを利用してしまうなど、トラブルもつきものです。

そういった被害を防ぐために、正しく制限をかけておきましょう!

目次

1. スマホを利用制限しないとこんなキケンが!?

子供にスマホを持たせると、事件やトラブルに巻き込まれるリスクがあります。そこで、実際にあった事件をいくつかご紹介します。この実例は、国民生活センターと警視庁に寄せられた内容の抜粋です。

1-1. LINEやSNSで見知らぬ人とやり取り

LINEなどのメッセージアプリやSNSの普及によって、「知らない人」ともカンタンに交流できる時代になりました。便利ではありますが、どこの誰かもわからない人物と会ったりして、事件に巻き込まれる可能性もあります。

【実例】14歳少女がコミュニティサイトで出会った男性に売春

女子児童14歳が会社員の33歳男性とコミュニティサイトで知り合い、携帯ゲーム機で連絡をとってホテルで売春行為をおこなった。相手は18歳未満であることも認識していた。

1-2. 有料アプリでの高額請求

まだ金銭感覚が判断できないうちに子供にスマホを持たせると、ゲームアプリで高額課金をしたり、ショッピングサイトで好き放題に買い物をしてしまう可能性があります。

実際、子供が親のクレジットカードで高額な買い物をしてしまう事件も相次いで発生しています。

【実例】中学生の少女が300万円の買い物

中学生の少女が母親に黙ってフリマアプリをダウンロード。1ヶ月に500点以上の買い物をして、合計約300万円にものぼる請求がされた。支払いは両親のカードを財布から抜き取り、番号を入力しておこなっていた。

1-3. メールやネットでの詐欺被害

誤って広告をタップしたことでワンクリック詐欺に遭ったり、あやしいサイトに登録してメールに架空請求が届くようになったというケースもあります。

詐欺自体は無視して問題ありませんが、子供が被害に遭うとどうすればよいか分からず、支払いをしてしまう可能性も考えられるでしょう。

【実例】10代少年が出会い系サイトで40万円を使う

少年が副収入を得られるというサイトにアクセスしたところ、出会い系サイトに遷移してそこに登録。

登録後に女性から届いた「1000万円を受け取ってほしい」というメールを信じてしまい、女性と毎日メールのやり取りをすることで40万円分もの大金を使ってしまった。

1-4. twitterで問題行動・発言をして警察沙汰

以前、少年少女がtwitterで問題行動を起こした写真を投稿し炎上、書類送検される事件が何件も発生しました。彼らは口をそろえて「こんなに大ごとになると思わなかった」と言います。

本人はおもしろがって投稿しただけで、犯罪行為だという自覚がありませんでした。しかし、悪ふざけのつもりが、一生ネット上で拡散されてしまいます。

【実例】高2の少年がコンビニのアイスケースに体を入れる姿を投稿、書類送検

ミニストップ向日寺戸町店で、高校2年生の少年がアイスケースに体を入れ、その友人が写真を撮ってツイート。この投稿がtwitter上で炎上し、ミニストップ側が謝罪。

アイスケース自体の交換と、中身のアイスクリームを全廃棄する事態に発展した。

2. スマホとキッズ携帯・キッズスマホはなにが違う?

一般的なスマホのほかに子供向けの携帯・スマホがありますが、それぞれどう違うのかご紹介します。

スマホ キッズ携帯 キッズスマホ
電話 自由(制限可) 登録した数件のみ 自由(制限可)
メール 自由(制限可) 特定の相手のみ 自由(制限可)
GPS あり あり あり
防犯ブザー なし あり あり
ネット 自由(制限可) 不可 自由(制限可)
その他機能 インストール可 ほぼなし インストール可

一般的なスマホは、ご存知のとおり防犯ブザー機能がない以外すべて自由です。自由度の高さではキッズ携帯<キッズスマホ<一般的なスマホということになります。

ただ、スマホを含めいずれもフィルタリング制限をすることは可能です。子供に手渡す前に、正しく設定しておいてください。

3. スマホの利用制限を設定する方法は?

iPhoneには機能制限(ペアレンタルコントロール)が搭載されています。設定方法について解説します。AndroidはOS自体に機能制限がありません。その代わり、次項で紹介するフィルタリングアプリで設定が可能です。

3-1. iOS:機能制限する方法

1. 設定アプリ「一般」→「機能制限」をタップ

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2. 「機能制限を設定」をタップ→機能制限用のパスコードを設定

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3. 機能制限したいアプリのスイッチをオフにします(スイッチが白の状態がオフ)。

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「Safari」をオフにすればインターネットを見ることができなくなり、「インストール」をオフにすれば、アプリのインストールを制限可能です。また、「iTunes Store」をオフにすれば曲の購入ができなくなります。

とくに制限しておきたい項目

  • iTunes Store
  • iBooks Store
  • インストール
  • Appの削除
  • App内課金

「Appの削除」は、もしフィルタリングアプリを導入した場合、消されないよう制限しておいてください。ほかのアプリは、金銭のやり取りが発生する可能性があります。制限したほうが望ましいです。

3-2. iOS:年齢制限を設定する方法

1. 上記の「機能制限」ページを下にスクロールしていきます。

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2. この部分で各アプリの年齢制限を設定することができます。

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レートというのは、年齢制限のことです。アプリを「許可しない」から、4・9・12・17歳以上と細かく年齢制限を設定できます。

とくに重要なのが、「Webサイト」の項目です。

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ここでは「すべてのWebサイト」を許可、「アダルトコンテンツを制限」、「指定したWebサイトのみ」閲覧可能の3種類が設けてあります。

アダルトコンテンツを制限すると、NAVERまとめや2ちゃんねるまとめなどのサイトから、一般動画を含む動画サイトなどが閲覧不可能になります。

ただ、一部フィルタをすり抜けてしまうアダルトサイトもあるようです。適宜「常に禁止」サイトに追加するか、指定したサイトのみ閲覧許可としてもよいかもしれません。

4. アプリを使ってスマホの利用制限をする方法

Docomoやauなどのキャリアから、有害サイトブロック・アプリ制限などの機能を一括で操作できる、フィルタリング設定アプリが配信されています。利用は無料です。

4-1. フィルタリング設定をおこなう方法

キャリア各社とも、スマホの利用制限をおこなうフィルタリングアプリを提供しています。これらのアプリで設定すると、有害サイトへのアクセスブロックやアプリの起動制限といった機能を利用可能です。

4-1-1. NTT Docomo「あんしんモード」

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<あんしんモードの設定方法>
»Android
※あんしんモードにiOS版はありません。前項の設定か別のアプリを使用してください。

<スペック>
申し込み:不要
料金:無料

4-1-2. KDDI「安心アクセス」

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<安心アクセスの設定方法>
»Android(PDF)
»iOS(PDF)

<スペック>
申し込み:インターネット・auショップ・電話で可能
料金:無料

4-1-3. Softbank「ウェブ安心サービス」

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<ウェブ安心サービスの設定方法>
»Android/iOS

<スペック>
申し込み:My SoftBank・ソフトバンクショップ・電話で可能
料金:無料

4-1-4. Yahoo「Yahoo!あんしんねっと」

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<あんしんねっとの設定方法>
»Android/iOS

<スペック>
申し込み:不要
料金:無料

4-2. 使用時間の制限などをおこなう方法

夜間の使用を制限したい、まっすぐ家に帰ってきているか確認したい、というときに便利なアプリと設定方法をご紹介します。

4-2-1. まもるゾウ+

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フィルタリング機能のほか、紛失した場合に音で知らせる機能や、防災時の安否確認など、子供の安全を守る機能が充実しています。

<まもるゾウ+の設定方法>
»Android

<スペック>
料金:14日間無料、以降月額150円(税込)

4-2-2. モバイルフェンス

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フィルタリング機能と、使用時間の制限や子供の徒歩経路などを調べることができるアプリです。このほか、モニタリングや紛失時の追跡機能もあります。

<モバイルフェンスの設定方法>
»Android

<スペック>
料金:14日間無料、以降プランによって異なる

ただし、これらのアプリは場合によって、子供がネットで調べて解除してしまうこともあります。注意してください。このほかに、セキュリティアプリなども入れておくとさらに安心です。

5. 親子で約束しておくべきスマホの利用ルール

スマホを自由に使わせると、スマホ依存や夜更かしの原因になったり、好きにアプリを取ってウイルス感染、といったトラブルも考えられます。

親子間でルールを設定し、しっかり守らせることが重要です。

5-1. スマホが使える時間を定める

「スマホの利用は夜の何時まで」と設定し、時間になったら親に預けるよう指導してください。そうすることで、夜間の知らないうちにトラブルが起こることを防止できます。

アプリで利用時間の制限をおこなうのもよいでしょう。

5-2. アプリのインストール時は確認させる

子供がアプリをインストールしたいときは、「なぜ必要なのか?」「料金はいくらなのか?」などを確認し、信頼できるアプリかどうかチェックしてください。

子供の欲しいアプリが有料の可能性がありますし、場合によってウイルス感染するアプリの可能性も考えられます。

iPhoneであればApp Store側の審査が厳しいのでウイルス感染のリスクは低いですが、Androidの場合は提供元に問題がないか、口コミなども確認してください。

5-3. 課金したいときも確認させる

アプリのインストール同様、ゲームアプリなどで課金をしたいと言ってきたときは、「どのアプリで?」「いくら課金したいのか?」などを確認し、おこづかいの範囲内での利用なら許す、というようにするとよいのではないでしょうか。

全面的に課金をさせないという方針であれば、子供がクレジットカードを悪用しないよう、厳重に管理しておくことをおすすめします。

5-4. スマホを落としてしまわないように注意

大人でもスマホを置き忘れてしまったり、落としてしまうということがあります。

スマホには電話帳のデータや場合によってはクレジットカード情報などが入っていることもあるでしょう。落としたり忘れないよう、ネックストラップなどをつけて持たせると安心です。

また、万が一に置き忘れて盗難に遭ったときのことを考えて、盗難対策アプリなどを入れておくのもよいでしょう。

6. 親が注意するべきポイントとは?

スマホの利用設定やルール策定はもちろんですが、親側が注意しなくてはならない部分もあります。

6-1. クレジットカードは厳重管理

先にも説明しましたが、子供が親のクレジットカードを使って高額課金してしまう事件が多数発生しています。

このような事件を防ぐには、カードを子供がわからない場所にしまっておいたり、カギのかかる引き出し・金庫などにしまう必要があるでしょう。

また、子供のスマホにもクレジットカード情報を登録しないようにしてください。

6-2. 昔使っていたスマホも厳重管理

機種変更をして、以前使っていたスマホをそのままにしていませんか?

過去に、「昔使用していたスマホがWifi接続されていてネットが有効になっており、幼稚園児の子供がゲームに高額課金した」という事件がありました。

幼い子供でも、思っているよりスマホを使いこなしてしまうものです。現在使用していないスマホでも、子供が推測できないようなパスワードなどを設定し、手の届かない場所へ厳重に保管しておきましょう。

7. 家庭用ゲーム機もスマホと同様の設定を!

子供にDSやプレイステーションなどのゲーム機を与えているというご家庭も多いと思いますが、これにも注意が必要です。最近のゲーム機は、インターネットを利用することもできます。

パソコンやスマホと同じようにサイトの閲覧はもちろんのこと、ゲームの購入もできてしまうので、制限をしないとスマホと同様のリスクがあります。

プレイステーション3以降の機器やニンテンドーDSなどはWifiでネットが利用できるので、注意してください。

まとめ

最近はネット利用の低年齢化が進んでいます。かといって、子供にスマホを好きなように使わせると、どのようなトラブルが起こるか分かりません。

最悪の場合、犯罪に巻き込まれたり起こしてしまう場合もあるのです。

そうならないためにも、ものごとの分別がつくようになるまでは、適切に制限することで、子供を見守っていく必要があるのではないでしょうか。

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【2016年最新セキュリティ脅威レポート】目次
1. おもなWebアプリケーション診断項目
2. ペネトレーションテスト内容とは?
-2015年度ペネトレーションテスト初回診断時総合評価の結果一覧
-脅威レベル深刻度別・脆弱性の該当比率一覧
3. 2015年度に多く検出された脆弱性とは?
4. ペネトレーションテストで発見した、新らなる脅威とは?
-最近また増えた、ウイルス感染配布サイト
-パケット改ざんプログラムによる被害

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