その他

セキュリティの観点からみる出会い系サイトの注意点

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
security_2006

いま、婚活や恋活など出会いのためのアプリがどんどん登場しています。

ちょっと前までは「出会い系サイト」というと、危険そうなイメージがありました。しかし最近のネット婚活や恋活、お見合いセッティングといった、FacebookなどのSNSと連携したサービスは、Webサイトの雰囲気や説明もとてもクリーンです。

一部の悪質な出会い系サイトや、アダルトサイトのイメージとはほど遠い雰囲気があります。さらに、「飲み友達を探せる」「GPSを使って近くの人と出会える」アプリなど、プロフィールから趣味の友達づくりができるコミュニケーションアプリもたくさん登場しています。

しかしこれらの出会いサービスは、本当に安全なのでしょうか?

個人情報流出やウイルス感染、ワンクリック詐欺など、セキュリティの危険はないのか?

このようなサービスを安全に使う方法や、注意点などを紹介します。

1. セキュリティの観点からみる出会い系サイトの注意点

ワンクリック詐欺、偽サイト(偽アプリ)

公式サイトと見せかけて偽サイトに登録させることで個人情報を盗むものや、リンクをクリックすると、有料サイトの利用料金などの不正請求画面を表示する悪質なサービスがあります。

1-1-1.対策方法

公式サイトかどうか、URLを確認してから登録します。または広告やリンクではなく、検索からサイトにアクセスし登録します。

もし架空請求されても払う義務はないので、慌てず、無視してページを閉じます。悪質なものだとページを閉じられなかったり、電話発信画面になり強制的に電話をかけさせられたりする場合もありますが、相手に電話番号を知られるとトラブルになる危険があります。

ブラウザを閉じ、設定でブラウザのキャッシュを削除することがおすすめです。

※ただ、実際に利用した分の料金は当然ですが払う必要があります。
利用料金がわかりやすいサービスを使うか、使った分料金を支払うことに抵抗のある方は、月額制サービスの利用がおすすめです。

不正アプリをインストールさせる攻撃者

魅力的な女性会員などとやり取りしているうちに、他アプリのインストールや他サイトへのアクセスをすすめられることがあります。

実はこれらは不正サイトやアプリで、アクセスするとウイルスに感染したり、個人情報を盗まれたりします。

対策方法

仲良くなった人でも、教えるのはLINEのIDや使い捨てできるフリーのメールアドレスなどにとどめておくようにします。他サイトをすすめられても、アクセスしないようにします。

このような業者は魅力的な写真やプロフィールを設定していることがあるので、うまい話には注意したほうが良いでしょう。

リベンジポルノや恐喝

サイト内で交換したわいせつ写真を元に、「公然わいせつ罪にあたるので削除費用を払え、払わなければ通報する」などと恐喝する手口もあります。

また、わいせつ写真はどのように利用されるかもわかりません。自分のパソコンやスマホに保存している場合、自分の不注意でその写真が露出してしまう恐れもあります。

対策方法

恐喝されても、断固拒否してください。どうしても写真をやり取りする場合は、顔や部屋などが写らないようにし、特定されないようにします。

LINEのIDや電話番号を集める業者

出会いサイト利用者の中には、業者や攻撃者が紛れ込んでいる場合もあります。

彼らの目的は電話番号やメールアドレス、LINEのIDといった会員の個人情報を集め、名簿業者へ売ることです。年齢、住所、趣味、収入など、情報は細かいほど高く売れます。

2. こんな出会い系サイトやアプリには注意!

会社名やサイト名がありふれている

晒し対策のため、検索されてもすぐに見つからないよう、どこにでもありそうな名前をつけている悪質サイトがあります。

よくあるサイト名の例:「LOVE」「PURE」「TALK」「恋人ゲット」など
よくある会社名の例:「株式会社アシスト」(特に多く600社以上ある社名)「株式会社ネット○○」など

URLが大手と似ている

URLをhttp://○○○.mixi.jp/などと実在するサービスと似たものにし、大手の関連会社とカン違いさせる、またはドメイン指定拒否を防ぐ手口があります。

PC版がない、モバイル版を勧めている

スマホでは、パソコンのように複数のウィンドウで評判を検索しにくく、悪い口コミを晒されにくいです。そのためPCページが存在しない場合があります。

送受信メールが保管されない

サクラを使っている証拠を残さないため、“メッセージの保管は○日間です”とする手口があります。

しかしネットの世界でも現実世界でも、100%安全なサービスはほぼないでしょう。

たとえ無料サイトであっても結婚したケースもあれば、高額の結婚相談所で結婚詐欺にあったケースもあります。またどんなWebサイトでも、改ざんされる危険もあります。

最低限信頼できるサイトの条件を知り、あとは自分で注意して利用することが大切です。

3. 出会いサイトを安全に使うための注意ポイント

次のポイントに気をつけることで、出会い系サイトやSNSの使用リスクを下げられるでしょう。

個人情報は自身で守る

ウイルス感染にはどんなに注意していても、悪質なユーザーに個人情報を教えてしまっては元も子もありません。

教えてはいけない情報の線引きをはっきりさせ、プロフィール設定やメッセージのやりとりは慎重におこないます。

公開しても問題ない情報

  • 本名とは関係ないニックネーム
  • 年齢
  • 業種名(会社名はNG)
  • 住んでいる大体の地域(駅名などはNG)

信頼できる人にのみ教える情報

  • 名前(なるべく下の名前のみにする)
  • 本人を特定しにくい写真

日記などにも見られてはまずい写真は送らない、載せないようにします。載せるときは、公開範囲をしっかり確認します。またGoogleの画像検索での特定を防ぐため、他のSNSで使っている写真の使用は避けます。

通話するときは、通話サービス(SkypeやLINE)のIDを教えるようにします。もしトラブルになりそうになっても、ブロックや変更が電話番号より簡単にできます。

誰にも教えてはいけない情報

  • 住所
  • 勤務先名
  • 身分証情報
  • 銀行口座やクレジットカード情報

これらは、どんな方法で聞かれても教えないようにします。

ただ、サイト登録時には年齢確認のために、身分証情報を送る必要や、料金を支払う場合があります。そのときのポイントは次のとおりです。

登録時に身分証を送るときの工夫

出会いサイトでは未成年の利用を防ぐため、18才以上であることの確認として身分証の写真を送る必要があります。身分証の提出は出会い系サイト規制法によるもので、国から義務づけられたものです。

また婚活サービスでは職業や年収、独身証明書を提出することもあります。きちんとしたサービスでは、悪用のためではなく、このような身分確認をしっかりおこなっています。

しかし、たとえサイト側でも万が一の流出や、本名などを知られることに抵抗がある人もいるでしょう。ですが、生年月日が確認できれば良いので、住所などは隠して送ってもOKです。

運転免許証の場合

security_635

健康保険証の場合

security_636

さすがにここまで隠せば、本人特定は不可能です。

特に心配な方は、ペイントソフトなどで加工して隠すのではなく、紙などで物理的に隠して写真を撮れば、ソフトなどで加工を取ることもできないのでおすすめです。

※他人の身分証を使っての登録は文書偽造罪になるのでやめましょう。

料金を支払うときの工夫

クレジットカード情報を運営会社に知られたくない方は、銀行振込やコンビニ払い、電子マネーにする方法があります。

とはいえ、もし個人情報を教えてしまっても、トラブルに巻き込まれることはまれです。あまり不安になりすぎず、アドレスなど変更できる情報は変更しておきましょう。

セキュリティ設定をする

パスワード/IDは破られにくいものを設定する

ログインするときのパスワードは、推測されにくい8文字以上・複雑な文字列にします。

セキュリティソフトを入れる

どんなサイトを見るときでも、パソコンやスマホにセキュリティソフトを入れ、しっかり設定し、最新状態にしてからにします。

使わなくなったら退会する

どのサイトに登録したか覚えておき、利用しなくなったら退会するようにします。

4. 安全な出会い系サイトを見分けるポイント

インターネット異性紹介事業番号が記載されている

インターネット異性紹介事業をおこなう者は、事業を開始する日の前日までに「インターネット異性紹介事業」の届出を所轄警察署長を経由して公安委員会に提出する必要があります。ちゃんと提出している出会い系サイトには「受理番号」が掲載されています。

利用するときは「インターネット異性紹介事業 届出済み (受理番号00000000000)」が記載されているかどうかをチェックします。

運営元が信頼できる

会社概要や特定商取引法などのページがしっかりしていることも重要です。大手の会社が運営していれば100%安全というわけではありませんが、やはり実態が不明な会社のサービスよりは安心して使えるでしょう。

証明書の提出がしっかりしている

登録時、成人確認のための身分証明書はかならず提出する必要がありますが、加えて独身、年収、業種(医者など)、学歴の証明書を提出することで、プロフィールの信頼度を高められるサイトもあります。

SSLを導入している

SSLは、ユーザー・Webサイト間の通信を「暗号化」で保護し、パスワードやクレジットカード情報を保護する技術です。URLが「https://」になっていれば導入されています。

出会い系サイトで個人情報が流出してしまうのはとても怖いことです。セキュリティのこともちゃんと考えられたサイトであるかチェックしましょう。

5. 上記項目を満たしている主な出会い系サイト

pairs(ペアーズ)

会員数:500万人(2017年1月時点)
運営会社:株式会社エウレカ
インターネット異性紹介事業番号:記載有り

ペアーズが示す安全の理由

  1. イニシャル表記で実名はでない
  2. Facebookの友達に見つからない
  3. Facebookには一切投稿されない
  4. 相手とコミュニケーションを取る前に年齢確認が必須
  5. 不適切な内容が使用されないよう24時間365日の監視体制

公式サイトはこちら >

Omiai

会員数:170万人(2017年1月時点)
運営会社:株式会社ネットマーケティング
インターネット異性紹介事業番号:記載有り

Omiaiが示す安全の理由

  1. イニシャル表記で実名はでない
  2. Facebookの友達に見つからない
  3. Facebookには一切投稿されない
  4. 相手とコミュニケーションを取る前に年齢確認が必須
  5. 不適切な内容が使用されないよう24時間365日の監視体制
  6. 不審なユーザーは強制退会

公式サイトはこちら >

ゼクシィ縁結び

会員数:非公開
運営会社:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
インターネット異性紹介事業番号:記載有り

ゼクシィ縁結びが示す安全の理由

  1. 相手とコミュニケーションを取る前に年齢確認が必須
  2. お見合いコンシェルジュのデートセッティング代行

公式サイトはこちら >

まとめ

セキュリティ情報サイトではかならずといっていいほど、アダルトサイトや出会い系サイトに注意!と書いてあります。

しかし出会い系サイトであっても、しっかり知識を身につけ、悪意あるサイトや人物の言いなりになることを避ければ、リスクを下げて使うことができます。

お見合いパーティーやオフ会など、ネットを使わない出会いなら100%安全というわけでもありません。

出会いサイトで大切なのは、運営会社の努力と、利用者のマナーです。運営元はセキュリティを第一に考え、サービス運営をする必要があります。

軽い気持ちで送った個人情報や写真でトラブルにならないよう、出会いサイトのリスクをしっかり知り、知識をつけた上で利用することが大切です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る