お花見、歓迎会、4月に注意すべきセキュリティ事故&対策は?

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情報流出や紛失の原因のひとつに、「お酒による気のゆるみ」があります。

新入社員歓迎会や職場でのお花見など、4月は会社や組織でのイベントが多い季節です。あたたかくなってきて、お酒を飲んで気持ちもゆるみやすい時期ですが、うっかりした行動によって、情報流出や事故につながる場合があります。

楽しいはずの飲酒による不祥事は、絶対に避けたいですよね。お酒でリラックスすることは大切ですが、やはり仕事後や会社の飲み会では、ある程度気を引き締める必要があります。

危険なパターン1

会社でお花見をすることになったA山さん。その日は取引先と打合せのあと、直接お花見会場へ向かいました。お花見中それぞれのカバンは、ブルーシートの隅のほうへまとめて置いていました。

外での飲み会ということで開放的になり、花見は社員みんなで大いに盛り上がりました。

事件発生

花見もお開きになり、帰り支度をしているときA山さんのカバンが、ない!まとめて置いていた場所のどこにも見当たりません。会場の公園中を探しても、ない・・・・・・。

お花見会場は出入り自由でたくさんの人がいたので、いつ誰が盗んでいったのか?まったくわかりません。会場は居酒屋などでもないので、忘れ物や盗難についてお店にたずねることもできず。途方に暮れるしかありません。

カバンの中にはノートパソコンと取引先との大事な資料が入っており、後日Aさんは始末書を書かされ、取引先に謝罪へ行くことになりました。

危険なパターン2

新入社員歓迎会にて、盛り上げるため余興の出し物をすることになった入社3年目のB川さん。余興の衣装に着替え、脱いだ服は控え室に置いておきました。服のポケットの中には、会社で支給された業務用のスマートフォンが入っていました。テンションを上げるため、かなりの量のお酒を飲んで余興に臨みました。

事件発生

歓迎会は成功に終わり、自宅に帰っても酔いは冷めず、そのまま寝てしまったB川さん。翌日、スマートフォンがないことに気づきました。飲み会中になくしたのか、帰り道でなくしたのかもわかりません。

スマホの中にはお客様とのメールや、連絡先がたくさん入っていました。B川さんが個人情報入りのスマートフォンを失くしたことはインターネットのニュースに取り上げられ、社名も出てしまったので、会社の信頼を失うことになってしまいました。

MOTEXが運営する「NO MORE 情報漏えい」が行った『スマートデバイスの紛失実態調査』では、こんな調査結果が出ています。多くの社会人が、飲みの席でスマートデバイスを紛失した経験がある、と回答しています。

紛失リスクが高いものリスト

・ノートパソコン、タブレット端末
・携帯電話、スマートフォン
携帯電話は、トイレでの水没やお酒をこぼしてしまったなどの事態にも注意です。会社で支給されたものは、弁償させられる恐れもあります。

・IDカード、社員証
入退室のため使うカードを紛失したら、すぐに利用を止める必要があります。

・業務に関する資料
置き忘れや盗難など、カバンごと失くす事態にも特に注意です。

口がすべって目や耳からの情報流出にも注意

社内や取引先の重要情報を喋ってしまう

お酒で気が大きくなり、業務に関することを話してしまうのは危険です。もし、隣の席にクライアントがいたら?と考えてみてください。騒がしい居酒屋の店内であっても、聞こえるときは聞こえてしまいます。

社員証をつけたまま飲み会をする

なくしてはいけないものを肌身離さず持つことは大切ですが、会社名や名前が書かれたカードが見えるように首から下げるのは危険です。酔ったときの行動などを仕事関係の人に見られたら、会社の評判を落とすことにもつながりかねません。

注意すべき状況パターン

  • 飲み会帰り、電車やバスで寝てしまう
  • 土日に自宅作業のため会社のパソコンを持って、飲み会へ行く
  • 居酒屋や花見会場などで暴露大会がはじまる

対策方法

セキュリティ関連の物を持っていることを意識し、飲み過ぎない

つい飲み過ぎてしまうと、どうしても注意力が低下してしまいます。飲み過ぎは避け、他の人の行動にも気を配ることが大切です。

ノートパソコンや重要書類を持って外出しない

そもそも重要なモノを持って出歩かないことが大切です。営業先などから直接飲み会に向かうのではなく、いちど帰社して大事な荷物は置いてからにするよう徹底します。

カバンは手元に置いておく

自分の目の届く場所へ置いておきます。

周りの人に一声かけてもらうようお願いしておく

忘れ物のチェックは、かならずおこないます。

タクシーで帰る

お店からそのままタクシーで帰ると、より安全です。念のため領収書ももらっておきます。

鍵つきのバッグで持ち歩く

何かあったときのため、仕事で使うカバンは鍵つきのアタッシュケースなどにする方法があります。

追跡できるアプリを入れておく

万が一のときのため、手がかりをつかめるようにしておきます。

セキュリティ教育をふだんからおこなう

新入社員はもちろん、すべての従業員へセキュリティの研修や教育をおこない、意識を上げておきます。

またセキュリティ調査やコンサルティングを受けることにも、大きな意味があります。自社サイトやパソコン、ネットワークのセキュリティ状況を第三者からチェックしてもらうことで、従業員のセキュリティ意識改革にもつながるでしょう。

セキュリティは、外部の専門家からチェックしてもらうことが重要です。

もしなくしてしまったら?

万が一大事なモノを紛失したときは「即報告、即行動」が重要です。

すぐに報告する

連絡が遅れるほど、被害が拡大します。探せば見つかるかも?と思って探しまわる前に、失くしたことを上司や会社へすぐに連絡します。

また、紛失情報の中にクライアントの書類などがある場合は、紛失したことをクライアントへも報告します。もし報告せずに、書類を拾った人がクライアント先へ連絡してしまったら「紛失を隠そうとした」ということで、さらに悪い事態になる恐れがあります。

紛失したものの利用をストップさせる

紛失したIDカードや携帯電話、クレジットカードの利用は、すぐに差し止める必要があります。

情報流出は、悪意のある不正行為やサイバー攻撃が原因で起きるだけではありません。社員のうっかりした行動から漏れることも、大いにあります。

外部からの攻撃を防ぐことプラス、内部対策もかならず必要です。

~今日のセキュリティ川柳~
「酒の席 気のゆるみには 要注意」
「花見ごろ カバンにスマホ 手放すな」

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