LINEには各種さまざまなメニューがありますが、それぞれの初期設定の方法をご存じですか?
LINEに登録したばかりの初心者さんでも、普段使っていて「あの設定どうするんだっけ?」という方にも、分かりやすくまとめました。
LINEの初期設定の方法をについて解説しますので、ぜひ実践してみてください。
LINEをインストールして起動
LINEをはじめるためにiPhoneは「App Store」、Androidは「Google play」からアプリをインストールしてください。
ログインor新規登録
LINEのインストール後にはじめて起動すると、つぎのような画面が表示されます。引き継ぎなら「LINEユーザーログイン」、はじめて使うなら「新規登録」を選びます。

Facebook連携している場合、そちらのIDでログインも可能です。なお、パスワードを忘れてしまった・分からないというときは、以下の記事を参考にしてみてください。
登録したことを知られない方法
LINEの設定をそのままにしていると、スマホの電話帳がLINE側に自動送信され、連絡先の知り合いが「LINEの友だち」として勝手に登録されます。そこで、つぎのように操作してください。
友だちへの自動追加をオフにする
1. 左上の歯車アイコン ⇒「友だち」をタップする

2. 「友だちへの追加を許可」のスイッチをオフ(白い状態)にします。

この項目をオフにしても、ID検索・ふるふる・QRコードでの友だち追加は可能です。ちなみにその上の「友だち追加」もオフにすれば、連絡先に登録した相手を勝手に友だちとして登録しなくなります。
IDで検索されないようにする
IDは登録しなくてもよいですが、もし登録していて検索されたくないという場合は、つぎのように設定してください。
1. 左上の歯車アイコン ⇒「プライバシー管理」をタップする

2. 「IDによる友だち追加を許可」をオフにする

友だち以外のメッセージを拒否する
前項の「プライバシー管理」メニューで、「メッセージ受信拒否」のスイッチをオン(緑色)にしてください。これを設定しても、友だちとは変わらずメッセージのやり取りができます。
プロフィールの設定について
ここでプロフィール画像や名前、ステータスメッセージ(一言つぶやき)などを設定できます。名前は何度でも変更可能です。本名でもニックネームでもOK。

ちなみにホーム画像の変更は、友だち一覧→自分のアイコン→背景画像をタップ→もう一度背景をタップするとおこなえます。
IDとは?
LINEは、IDを設定してもしなくても利用することができます。IDとは、ログインの際に使用する名前のようなものです。
ID設定のメリット
IDを設定すると、「IDから検索」が可能になります。LINEで友だち登録する際、検索できるようになっているとスムーズに登録してもらえるかもしれません。
また、パソコン版など別端末からLINEを利用する際は、IDとパスワードを入力してログインしなくてはなりません。そのため、設定するとパソコンなどからの利用が可能になります。
ID設定のデメリット
IDを設定するとパソコンから利用できるようになる代わりに、第三者から乗っ取られるリスクも生じます。別端末から利用できるのは便利ですが、不正ログインされないように注意してください。
ちなみにIDは、一度設定すると変更や未設定の状態に戻せません。
IDで友だち追加を許可とは?
これは、LINE上でID検索に表示させるかどうかの設定です。たとえばIDが「abc」の場合、誰かが「友だち追加」のID検索で「abc」と入力すると、プロフィールが表示されるようになります。
アカウントの設定について
プロフィール設定の下の項目である、アカウント設定について説明していきます。

Facebookと連携ってなに?
LINEの登録時にFacebookと連携することで、電話番号認証などの手続きが不要になります。電話番号から友だちにアカウントが知られたくない、という方は連携するとよいでしょう。現状、Facebookでフォローしている友だちがLINEで友だち登録されるということはないようです。
連携するメリット
上記のように認証で使用できるほか、機種変更時のデータ引き継ぎがしやすいという点が特長です。LINEは機種変更をしてもデータ引き継ぎが可能ですが、電話番号を変えたりすると過去のトーク内容が引き継がれません。
そんなときにFacebook連携をしておけば、トーク内容や購入したスタンプそのままで機種変更することができます。保存したい会話があって、電話番号を変更する予定がある方も安心ですね。
連携するデメリット
いまのところありませんが、仕様が変更されてLINE上でFacebook上の友だちに「友だちかも?」で表示されるなど、知られたくない人物にアカウントが知れわたる可能性も考えられます。
ただ、上記のアカウント画面から解除もできるので、気軽に連携してみてもよいかもしれません。
ログイン許可は乗っとりリスクが!
これはPC版・iPad版でも同じIDを利用して操作できるようになる機能です。
ほかの端末でもメッセージをやり取りできて便利ですが、乗っ取りリスクを高めるというデメリットも。スマホ以外では使わない!という方はオフがオススメです。
ログイン中の端末で乗っ取り阻止!
現在、そのIDでログインしている端末を表示できる機能です。スマホ版のみでログイン中であれば、通常は「現在ログイン中の他の端末はありません。」と表示されます。
ただ、覚えのない別の端末からアクセスされている場合、乗っ取りがおこなわれている可能性があります。ここで強制ログアウトさせ、パスワード変更などをおこないましょう。
全データを消去するアカウント削除
LINEの登録を解除するには、この項目からおこなえます。全トーク履歴や購入したスタンプも消えてしまうので、よく考えてから実行しましょう。
プライバシー管理の設定について
ここでは、おもにセキュリティ関連の設定をすることができます。
パスコードロックでセキュリティを高める
ONにすると、LINEを表示する際に数字4ケタのパスワードを求められるようになります。セキュリティを高めたい方は設定しておくとよいでしょう。
ただし、パスコードを忘れた場合は、LINEのアプリ自体を消す以外に対処方法はありません。そうなると、当然トーク履歴などはすべて消えます。そうならないために、パスワードはしっかり覚えておいてください。
IDで友だち追加を許可とは?
LINEでIDを設定している場合、自分のIDを検索されてもよいかどうかを設定できる部分です。IDを設定していない場合、設定しても効果はありません。
友だち登録してもらうときに便利というメリットがある反面、ときに出会い系業者などがランダムで検索して、迷惑なメッセージを送ってくることがあるというデメリットもあります。
メッセージ受信拒否で迷惑LINE拒否!
これをONにすると、友だち意外からメッセージを受信しなくなります。出会い系サイトに勧誘する目的で送られてくるメッセージなどを拒否することが可能です。
ID検索をONにした状態でメッセージ受信拒否にすれば、「検索はできる状態で、友だち登録しないと会話はできない」という状態になります。
年齢確認について
年齢確認とは、契約している携帯電話会社に保存された契約者年齢のデータをLINE側に送信し、「18歳以上」だと証明する手続きです。この作業で年齢は公開されません。認証しなくてもLINEは利用できますが、行動制限が生じます。
年齢確認しないとできないこと
- 自分のLINE IDを他人が検索できる状態にする
- 自分が他人のLINE IDを検索する
- 他人が自分をIDから友だち追加する
- 自分が他人をIDから友だち追加する
年齢確認の方法は?
設定→「年齢確認」→「年齢認証結果」をタップ(未認証だと「不明」、認証済みだと「ID検索可」と表示)→年齢認証を行いますか?と表示されるので、「年齢確認」を押します。
このあと、各キャリアの会員ページが表示されるので、そこでログインして画面の指示に従うと、カンタンに認証が済みます。
年齢確認の設定がない?
現時点で年齢確認が設定できるのは、iPhoneとAndroidのみです。それ以外の非対応スマホでは設定項目がなく、最初から18歳以上と同等の操作ができます。
通知の設定について
この設定では、LINEでメッセージを受信したときに通知するかどうか、また通知の着信音や表示はどのようにするか、といった設定をすることができます。
LINEをしばらく受けとりたくないときは一時停止
「1時間」か「午前8時まで」のどちらか、LINEの通知を止められる機能です。1時間、作業に集中したいときや朝まで通知を受けとりたくない、というときに便利。
メッセージ内容表示を使えば未読でも読める!
プッシュ通知でホーム画面にメッセージの一部を表示するかどうかを設定できます。ひと目で内容を把握できて便利ですが、席を離れたときに誰かからメッセージを見られる可能性も。
LINE Payとはなに?
LINE Payとは一度カード情報を登録すれば、その後入力なしでスムーズに決済できる新サービスです。ここでの設定は、LINE Payの通知をするかどうかのみになります。
トーク・通話の設定について
トーク画面の背景変更から、トーク内容のセキュリティ設定などトーク全般の設定をおこなえます。
背景デザインを換えるならここ
トーク画面の背景を変更できます。これは、すべての人物とのトークで反映されます。注意点としては、あまり白っぽい背景にすると、LINEを受け取った時間や既読の表示が白文字のため、見えにくくなるということ。
Letter Sealingとはなに?
メッセージを暗号化して、保護するシステムです。仮にLINEのサーバーがサイバー攻撃を受けても、内容を保護できるといいます。
ただし、これは1対1でメッセージをやり取りする、双方が設定していないと効果がありません。今後、初期設定で有効化したり、グループでも適用できたりするとのことです。
難点としては、iPhoneでこれを有効にすると、通知からメッセージの一部を表示できなくなります。
友だちの設定について
友だちを自動追加のON/OFFや、ブロック・非表示リストの管理をおこなえます。
自動で追加したいなら友だち追加設定
アドレス帳に登録している知人を、自動でLINEの「友だち」として登録する機能です。友だちがLINEをはじめると、自動で登録が増えます。
友だちへの追加を許可でプライバシーを管理
自分をアドレス帳に登録している人に、友だち登録を許可するかどうか設定できます。友だちとコミュニケーションを取りやすくなりますが、LINEをしていると知られたくない人がいる場合は、オフにしておきましょう。
ブロックと非表示の違いとは?
ブロック・非表示リストというものがありますが、ブロックは登録するとメッセージが届かなくなるので、受けとりたくない相手を拒否するものです。
また、非表示は友だちリストに表示させないだけなので、メッセージは受け取れます。それぞれの効果を比較してみましょう。
ブロック | 非表示 | |
---|---|---|
友だち一覧での表示 | されない | されない |
解除の可否 | 〇 | 〇 |
メッセージの送信 | ✕ | 〇 |
このように、効力の強さとしてはブロック>非表示です。
友だち削除とは?
文字どおり友だちを解除するものですが、これには二種類あります。
- ブロックから削除→ほぼブロックと同じですが、相手からメッセージは届きません。
- 非表示から削除→こちらも非表示と近く、メッセージが届く状態です。
タイムライン設定について
タイムラインとはプロフィール・ホーム写真の変更を友だちに通知したり、ブログのような投稿、また記事の共有などしたりできる場所です。
ここでは、公開範囲設定で友だちごとに公開・非公開を選べます。また「新しい友だちに自動公開」の部分では、新しく友だちになった人にも投稿を公開するか設定可能です。
まとめ
LINEをはじめたばかりだったり、アップデートされて機能が増えたりして、「この機能はなにができるんだろう?」とよくわからないこともありますよね。
なかには、設定しないと迷惑なメッセージが届いたりする場合もあります。自分がもっとも使いやすく安全な状態で使えるようにいろいろ設定を見直してみてはいかがでしょうか。
また、裏ワザに関しては今後のアップデートでできなくなるものもあるかもしれません。また、成功しない場合もありえます。かならず自己責任でおこなうようにしてください。